エレガントウッドはCNCルーターでケイ酸カルシウム板に彫刻加工をおこない、デザインパネルを作ります。加工時にどうしても出てしまう端材や切削粉を使用し、新しい素材開発に成功しました。ペレット型の3Dプリンターで造形が可能となりました。

新素材の開発で捨てられるものからインテリア空間のエレメントのランプシェード、スツール、パーティション、プランター、壁面アートなどへ生まれ変わることができます。

これまでの課題と開発へのいきさつ

CNCルーターの刃物を使用し、切削して彫刻をおこなう際にどうしても出てしまうケイ酸カルシウム板の端材や切削粉。端材や切削粉の処理には、フレコンいっぱいに詰め、埋め立てによる産廃をおこなっておりました。将来的に産廃のために埋め立てする場所の減少に課題を感じており、廃棄するものを減らす取り組みとして、ペレット化し3Dプリンターの製品への転用を始めました。

同様にウォールナットやオークなどの木材の端材の焼却の課題もあると感じ、添加物として混ぜることにも成功しました。

可能性の挑戦

プロトタイプでスツールやプランターを製作しています。3Dプリンターにする際に、ケイ酸カルシウム板の量、ほかに添加させるものによって、色合い、強度、質感などが異なります。特にスツールは今後強度試験などをおこない、製品化に向けて試験をおこないます。

今後の展開

2024年12月に開催された株式会社船場主催のエシカルデザインウィーク出展を皮切りに、ケイ酸カルシウム板を使用した3Dプリンターでのものづくりをローンチしました。製品化と呼べるものは現時点(2024年12月)ではまだない状況ですが、今後、廃材としての処分を減らすことで環境負荷減少の取り組みをおこない、住居や空間に使用しやすい製品を作っていきます。

参加型の取り組みとして

添加物との組み合わせ、強度試験、デザインなど製品化が完成してないからこそできることがあります。可能性としては感じるものの、まだ何を作るのか、どういうデザインにするのか、など詳細に決まっておりません。

これから作るものを一緒に考えてくれるデザイナーやメーカーの方を募集しております。

3Dプリンターの製品
スツール
ランプシェード
プランター
パーティション
ウォールアート
エクスルテリア製品